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非必須アミノ酸であるグルタミンは体内で十分な量を生成することができますが、筋肉トレーニングや怪我・病気などで身体にストレスがかかった時に、グルタミンが筋肉で合成され、その修復や治療のためにたくさん使用されることになります。そうすると体の中で作られるグルタミンが不足し、体の免疫機能が低下し風邪などの病気にかかりやすい状態になったり、筋肉がやせ細ってきたりします。
つまり、体の中で生成することのできる非必須アミノ酸といっても、激しい運動やスポーツをする場合には、意識してグルタミンの補給をすることも不可欠であるという事です。特にスポーツ選手にとってグルタミンは大切なアミノ酸の1つです。
また、グルタミンは潰瘍の治療薬として使用されていますが、最近では消化管の粘膜を修復するという作用が注目されています。
グルタミンは卵・肉・魚などに豊富に含有されていますが、調理時に酸や熱などによって変成してしまうため、食物から摂るなら「生」じゃないと意味がありません。
そのため、食物から摂取するよりもサプリメントで摂取した方が効率はよいです。
このように、正しい知識をもってアミノ酸を利用すれば、スポーツ選手にとってとっても役立つ栄養素です。
【ビール酵母】
生活に不可欠なアミノ酸・ビタミンが豊富に含まれています。
18種類のアミノ酸がビール酵母には含まれ、人の体の中で生成することが不可能な9種類の必須アミノ酸もすべて含まれています。
ダイエット中の人は特に不足しがちな「リジン」は、この中でもとくに注目したいアミノ酸の1つです。
効率よく摂取する為には、ビール酵母での栄養補給を推奨します。
ビール酵母にはミネラル、ビタミンもバランスよく含まれており、アミノ酸は消化を助けます。また、腸内環境を改善するのにもビール酵母に含まれるいろいろな栄養素は役立ちます。
【最も適しているダイエットのサプリメントとしてコエンザイムQ10(ビタミンQ10)】
少し前にブームになったコエンザイムQ10(ビタミンQ)は人間の心臓、腎臓、肝臓といった多くのエネルギーを必要とする部分に含まれていますが年を重ねるとともに体内生産能力が低下することが知られサプリメントとして人気になりました。。
コエンザイムQ10はユビデカレノン、ユビキノンとも呼ばれています。
【発芽玄米】
玄米を一定温度の水につけて0.5mmから1mm程度発芽させた状態のものであり、発芽することにより胚芽に多いビタミンB1、B2、B6、葉酸、パントテン酸といった
B群が豊富で、さらにビタミンE、フィチン酸、リノール酸、亜鉛、マグネシウム、セレン、フェノールといったものも含む成分が増え玄米の状態では使用することの不可能成分や、玄米にはまったくといっていいほど含まれていなかった成分が新しく生じてきます。最近注目を浴びているのがギャバ(ガンマ-アミノ酪酸)で、白米の約10倍も含まれているといわれています。
【玄米】
玄米は米の外側のもみ殻を取り除いただけの米で、発芽(胚芽)する生命力を持つ栄養価の高い米です。
何分ツキ玄米とは栄養素の詰まった胚芽を残した米であり、胚芽をはじめ糊粉層(ぬか)、果皮、種皮をすべて落としたのが白米になります。
このように玄米は今身近で最も注目されています。玄米にはミネラル、食物繊維、ビタミン、キャバをバランス良く含んでおり、マクロファージやNK細胞を活性化し現代人の様々な症状から健全で健康な身体づくりを助けます。
最近注目されているダイエットで低インシュリンダイエットとしても注目されています。
【納豆菌】
納豆のネバリの中に含まれている酵素です。
食品の中で唯一納豆にだけ含まれる酵素納豆キナーゼが血液の固まりである血栓に作用すると注目を集めています。また、体内に入ると、腸内でビフィズス菌(善玉菌)を増殖させる働きがあります。このように納豆は栄養豊かな食品なのです。
このエキスを入れた臭いの気にならない栄養補助食品納豆嫌いの人には発売されています。
納豆菌 納豆キナーゼに注目です。
納豆菌は熱に弱いとされていますので高温での料理は避けたほうが良いかもしれません。
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また、うまみ成分として有名なグルタミン酸は、ドイツで1866年に小麦粉のたんぱく質であるグルテンから取り出され、グルタミン酸と名づけられました。 うまみ成分「グルタミン酸」ってアミノ酸?
調味料にうまみ成分として使われているものは、グルタミン酸にナトリウムを結合させた、グルタミン酸ナトリウムです。これは、昆布のうまみ成分の研究から発見されたものです。グルタミン酸ナトリウムとグルタミン酸は別物です。
ちなみに、アミノ酸の中でも、アスパラギン酸やグルタミン酸はうまみと酸味があります。例えばトマトを食べた時の味には、この2つのアミノ酸は欠かせないもので、しかもアスパラギン酸とグルタミン酸が1対4の割合で含まれているときが一番トマトらしい味になるそうです。
日本料理では、「ダシ」をかつお節や昆布でとることが基本で、料理の決め手はダシの旨さといえます。ダシの旨み成分の研究は、昆布の旨みがグルタミン酸にあることを池田菊苗博士が1908年に発見したことに始まります。
それ以来、アミノ酸と食べ物の味の関係が注目され、アミノ酸には、この旨みの他に、甘味、酸味、苦味などのあることがわかりました。また、アミノ酸が数個つながったもの(ペプチドという)にも、アミノ酸と同じく様々な味のあることがわかってきました。従って、食材の味、美味しさがペプチドやアミノ酸の種類と含量に密接に関係していることはいうまでもありません。
雲丹、蟹、トマト…アミノ酸の力によるおいしさの代表例です。ちなみに、欧米には旨みに相当する適切な言葉がなかっただけで、味わい分けることはできるとのことです。今では、この旨み(umami)というのは、実は日本発の味の表現、世界の言葉ともなっているのです。
ところで、牛乳、大豆、肉、魚といった食材には、アミノ酸の集合体であるタンパク質が多く含まれています。本来、タンパク質には味がありませんが、その一部が分解されてペプチドやアミノ酸が生成するとますます美味しさが増すことになります。取れたての魚の刺身や、処理して間もない肉より、少し時間をおいた方が旨みが増すということは、この理由によるものです。
なお、ペプチドやアミノ酸の生成は、肉や魚の細胞中のタンパク質分解酵素(プロテアーゼ)の機能によるものです。
もっとも人間は、保存性をより高める為に、食材をより美味しく食べるために、数千年も前から、多くの知恵と技術を生みだしてきました。発酵食品がその代表ということになります。
納豆、醤油、味噌、塩辛、アンチョビ、チーズ……。
これらの美味しさの秘密もタンパク質の分解により生ずるペプチドやアミノ酸に深く関係しています。製造の主役は微生物で、それらが生産するプロテアーゼがタンパク質を分解し、美味しさを生成しているのです。ペプチドやアミノ酸は美味しいばかりでなく薬理機能や体の代謝調節機能なども持っています。
発酵食品はアミノ酸、ペプチドの宝庫であり、我々研究者にとっても宝の山なのです。
食べ物の美味しさの成分は他にもあって、アミノ酸とは異なる物質もかつお節の旨みには含まれています。